この春の小口電力自由化により皆さんのご家庭でも電力会社を新しくした方もいらっしゃるでしょう。
しかし、日本国民で電力会社を新しくしたという家庭は少ないようです。
それには色々な理由がありますが、私が考えている疑問がありました。

その疑問とは、例えばAと言う電力会社からBと言う電力会社へ電力会社を変更したとします。
そして、B電力会社は自然エネルギーを100%発電しているとうたっているとします。
しかし、川上の方の電力会社が100%自然エネルギーで発電していると言っていても、川下の方の需要者に流れてくる電気は自然エネルギーや化石エネルギーで発電している電気が混ざっていて、結局使っている電気自体には変化がないのではないかという事です。
その質問と答えをある講義で聞いたのでその答えを述べます。

答えは確かに上記の通りだと言うのです。
川上の自然エネルギーや化石エネルギーとして別々に発電していた電気も川下の方では混ざってしまい区別がつかないというのです。
これはまさに本末転倒だとわたしは思いました。

しかし、その後に答えた方がこう言いました。
「ただし、自然エネルギーを発電している電力会社はどれだけの電力を自然エネルギーとして発電しているのかを明確に示しています。」
つまり、電力量の各電力の割合が示されるので、最終的には発電方法の違いが明確になるという事なのです。

この一言でわたしは少しホッとしました。
この事は今後、非常に大事になってくることだと思います。